あなたの公式LINEに、
AIの相棒を。
月額数万円のツールと同じことが、無料でできる「LINE Harness」。
このページを見ながら、導入から日々の運用まで進められます。
このサイトの使い方
ようこそ。このサイトは、LINE公式アカウントの無料運用ツール「LINE Harness(ラインハーネス)」を、あなたの公式LINEに導入して使えるようになるための専用ガイドです。
むずかしい作業(パソコンでの設定)は、導入当日に画面共有しながら一緒にやります。ひとりで全部できるようになる必要はありません。このサイトは「予習」「当日の手元資料」「あとからの見返し」の3つの場面で使ってください。
- 「02 できること一覧」を読む
- 「03 導入前の準備」のアカウントをそろえる
- 余裕があれば紹介動画を見る(約20分)
- 画面共有をつなぐ
- 「04 導入当日の流れ」を横に置いて進める
- 最後にスマホで動作確認
- 「06 基本操作レッスン」で毎日の操作
- 「05 お引っ越し」で移行の仕上げ
- 詰まったら「07 困ったときは」
ハーネスってなに?
LINE Harnessは、エンジニアの野田修一さんが無料公開している、LINE公式アカウントの運用ツールです。Lステップや UTAGE のような有料ツールと同じこと(タグ管理・ステップ配信・リッチメニュー切り替えなど)が、利用料0円でできます。
料金のちがい
| Lステップ | UTAGE | LINE Harness | |
|---|---|---|---|
| 月額 | 実質2万円〜 | 実質1万円〜 | 0円 |
| タグ付け・顧客管理 | 対応 | 対応 | 対応 |
| ステップ配信 | 対応 | 対応 | 対応 |
| リッチメニュー切替 | 対応 | 対応 | 対応 |
| フォーム | 対応 | 対応 | 対応 |
| AI(Claude Code)操作 | 非対応 | 非対応 | 対応 |
比較は開発者の公式サイト(2026年時点)に基づきます。各社の料金・機能は変わることがあります。
あなたができるようになる4つのこと
このガイドのゴールはこの4つです。どれも「06 基本操作レッスン」で練習します。
「見込みさん」「講座生」など、お客様にしるしを付けて整理。配信の出し分けの土台になります。
「この内容で配信文を作って」と日本語でお願いするだけ。文面づくりから送信までAIが手伝います。
リッチメニューや告知用の画像も、AIにお願いして作成。デザインソフトは使いません。
LINEの下部メニューを、お客様ごと・タグごとに自動で出し分け。講座生だけ特別メニューに、なども可能。
友だち追加から1日目・3日目…と、決めた順番でメッセージを自動でお届け。
LINEの中で完結するフォーム。回答した人に自動でタグが付きます。
InstagramやXに貼ったリンクが何回押されたかを計測。どこから人が来たかが分かります。
キーワードへの自動返信も、管理画面からの個別返信もどちらもできます。
操作は「2つのやり方」から選べます
どちらか一方だけでも運用できます。迷ったら管理画面から。慣れてきたらAIへ。
やり方 1管理画面でポチポチ
- ブラウザで開く、ふつうの管理画面
- 友だち一覧・タグ・配信・メニューをボタン操作
- Lステップなどを触ったことがあれば近い感覚
やり方 2AIに日本語でお願い
- Claude Code(AIツール)に話しかけて操作
- 「配信文を作って」「タグを付けて」で完了
- ChatGPTに指示できる人ならすぐ慣れます
1. LINE公式アカウントの無料プランは配信が月200通まで(超える場合はLINE社の有料プランが必要)
2. AIで操作する場合、Claude(AI)の利用料が別途かかります(目安:月20ドル前後のプラン〜)
3. 無料ツールなので専用サポート窓口はありません。その代わり、導入も使い方もこちらが伴走します
導入前の準備(おうちでやること)
導入日までに、次の3つだけそろえておいてください。どれも「アカウントを作る・ログインできるか確かめる」だけで、むずかしい設定はありません。分からなければ当日一緒にやるので、できるところまでで大丈夫です。
Cloudflare(クラウドフレア)のアカウントを作る目安 10〜15分
ハーネス本体が動く場所です(無料)。メールアドレスがあれば作れます。
- Cloudflareの登録ページからメールアドレスとパスワードで登録
- 登録したメールアドレスとパスワードをメモしておく(当日使います)
LINE公式アカウントにログインできるか確認する目安 5〜10分
いまお使いの公式LINEの管理画面(LINE Official Account Manager)に、パソコンのブラウザからログインできるか確かめてください。
- ログインに使うメールアドレス/パスワードを確認
- まだ公式LINEを持っていない場合は、無料で新規作成できます(当日でもOK)
紹介動画を見ておく(できれば)約20分
開発者の野田さんご本人が、導入のようすを最初から最後まで見せてくれる動画です(約20分)。「当日こういうことをやるんだな」というイメージがつかめます。見るだけでOK、真似して操作する必要はありません。
導入当日の流れ
当日は画面共有をつないで、こちらの案内どおりに進めれば大丈夫です。全体はこの3ステップです。
- LINE側の設定画面で「5つの情報」を集める
- コマンドを1つ実行して、質問に答えていく
- 自分のスマホで友だち追加して、返事が来たら完了
ここから下は当日に開く詳細手順です。予習で全部読む必要はありません。「こんな流れなんだ」と眺めるだけで十分です。
メモ帳に貼りながら進めると、あとで迷いません。
下準備 1Cloudflareにログイン+R2を有効化
宿題で作ったCloudflareアカウントにログインし、画像の保存場所「R2」を有効にします。
- ダッシュボード →「R2 Object Storage」→ 有効化
- クレジットカード登録を求められますが、10GBまで無料なので請求は0円のまま使えます
下準備 2公式LINEの応答設定+Messaging APIを有効化
LINE公式アカウントの管理画面で、ハーネスに主導権を渡す設定をします。
- 「応答設定」であいさつメッセージ・応答メッセージをオフ
- 「Messaging API」を有効化(プロバイダー名を決めます)
- 表示される 1. Channel ID と 2. Channel secret をメモ
下準備 3LINE Loginチャネルを追加する
LINE Developers という設定サイトで、もう1つの「箱」を作ります。
- プロバイダーを開いて「新規チャネル作成」→「LINEログイン」
- 地域=日本、アプリタイプ=Webアプリで作成
- 作成後、「開発中」→「公開」に切り替える(忘れると動きません)
- 3. LINE Login の Channel ID をメモ
下準備 4LIFFアプリを作る
LINEの中でフォームなどを開くための部品を作ります。
- LINE Loginチャネルの「LIFF」タブ →「追加」
- 名前は自由(ただし「LINE」という名前は使えません。「Harness」などに)
- サイズ=Full、エンドポイントURL=
https://example.com(仮でOK) - スコープは openid・profile・chat_message.write の3つ全部にチェック
- 友だち追加オプション=On(アグレッシブ)
- 発行された 4. LIFF ID をメモ
下準備 5アクセストークン発行+連携設定
- Messaging APIチャネルの設定で「チャネルアクセストークン(長期)」を発行 → 5. トークンをメモ
- LINE Login設定の最下部で「リンクされた公式アカウント」に自分の公式LINEを選択
ここからは黒い画面(ターミナル)を使いますが、実行するのは実質1コマンドです。入力する文字はこちらで案内します。
STEP 1正しいCloudflareアカウントにログイン
複数アカウントを持っている場合の事故(別アカウントに入れてしまう)を防ぐため、最初に確認します。
unset CLOUDFLARE_API_TOKEN wrangler login # ブラウザで「Authorize」を押す wrangler whoami # メールアドレスを確認
STEP 2インストーラーを実行する
これが本体です。1行実行すると、あとは対話形式で進みます。
npx create-line-harness
質問はだいたいこの順番で来ます。下準備でメモした「5つの情報」を貼り付けて答えます。
- R2は有効化した? → 済んでいればそのままEnter
- プロジェクト名 → 例:
line-harness - Messaging APIの情報 → Channel ID・Channel secret・アクセストークンを貼る
- LINE LoginのChannel ID → 貼る
- LIFF ID → 貼る
- MCP設定を追加しますか? → Yes(これがAIとの接続です)
STEP 3完了画面の「APIキー」を必ず保存
終わると、管理画面のURLとAPIキーが表示されます。
STEP 4LINE側の最終設定
完了画面に出るURLを使って、LINE側を仕上げます(多くは自動設定済みなので確認だけ)。
- 応答設定:チャット=オフ/あいさつ=オフ/応答メッセージ=オフ/Webhook=オン
- Webhook URL を登録(
…/webhook) - LINE Login に Callback URL を登録(
…/auth/callback) - LIFFのエンドポイントURLを本番のもの(
?liffId=…付き)に更新
STEP 5AI(Claude Code)とつなぐ
STEP 2 で Yes にしていれば、接続設定はもう入っています。Claude Code を再起動するだけ。
再起動後、「LINE Harnessの友だち一覧を見せて」と話しかけて、返事が来たら接続成功です。
仕上げスマホで動作確認
- 自分のスマホで、自分の公式LINEを友だち追加(またはブロック解除→再追加)
- 管理画面の「友だち一覧」に自分が表示されたら成功
- あいさつメッセージ(シナリオ)を設定していれば、それが届くことも確認
ここまでできたら、導入は完了です。おつかれさまでした。
当日つまずきやすいポイント5つ(先に知っておくと安心)
- LIFFアプリの名前に「LINE」は使えない — 予約語でエラーになります。「Harness」など別の名前に
- スコープは3つ全部にチェック — openid・profile・chat_message.write。「profile」の入れ忘れが多発します
- LINE Loginチャネルを「公開」に切り替え忘れる — 「開発中」のままだと動きません
- 「リンクされた公式アカウント」の設定忘れ — LINE Login設定の一番下。いちばん見落としやすい場所です
- APIキーは一度しか表示されない — 完了画面が出たら、何よりも先に保存します
どれも当日こちらで一緒に確認するので、覚える必要はありません。「そういう落とし穴があるんだな」と知っておくだけでOKです。
いまの公式LINEからのお引っ越し
ハーネスは、いまお使いの公式LINEアカウントにそのまま取り付けるツールです。アカウントを作り直す必要はなく、友だち(登録者)もそのまま。ただし、いくつか「引っ越し作業」が発生します。いまの使い方に合わせてお読みください。
パターン A公式LINEだけで運用してきた方
あいさつメッセージや応答メッセージを、LINE標準の機能で設定してきた場合。
- あいさつ・自動応答はハーネス側に作り直します(導入時にLINE側はオフにするため)。文面をコピーしておけば、当日そのまま移せます
- リッチメニューも同様に、ハーネス側で作り直して切り替えます
- いつもの「全員への配信」は、これまで通り公式LINEの管理画面からでも、ハーネスからでも送れます
パターン BLステップなど有料ツールをお使いの方
シナリオやタグを有料ツールで組んでいる場合。
- いまのシナリオ・タグ・リッチメニューの内容を書き出します(画面のスクリーンショットでOK。それをAIに見せれば、ハーネス側での再現を手伝ってくれます)
- 1〜2週間は並行運用し、ハーネス側の動きを確認してから旧ツールを解約するのが安全です
- 旧ツール内のタグ・友だち情報は自動では引き継げません。必要なものだけ書き出して付け直します
基本操作レッスン
ここからが毎日使うところです。AI(Claude Code)を開いて、下の文をコピーして貼り付けるだけで始められます。「〇〇」の部分をご自分の内容に変えてから送ってください。各レッスンは10〜15分ほどで試せます(バナー作りだけは、こだわり始めると30分〜1時間の楽しい沼です)。
タグ付け
お客様に「しるし」を付けて整理します。まずはタグを作って、付けて、一覧で眺めるところから。
「〇〇」という名前のタグを新しく作って
友だちの〇〇さんに「〇〇」タグを付けて
いまあるタグの一覧と、それぞれ何人に付いているか見せて
AIに話しかけて配信する
配信文づくりから送信まで。1回目のプロンプトで下書きを作り、内容を確認してから2回目で送信します。
LINEの配信文を作ってください。テーマは「〇〇」。あたたかく、押し売りにならない文章で、300文字くらい。まだ送らないで、下書きだけ見せて
この内容でOKです。送る前に、何人に届くか教えて。人数を確認したら全員に配信して
「〇〇」タグが付いている人だけに、この内容で配信して。送る前に人数の確認をはさんで
バナーを作る
リッチメニュー用の画像(横2500×縦843ピクセル)も、AIにお願いして作れます。できあがった画像は、そのままハーネスに設定までしてもらえます。
リッチメニュー用のバナー画像を作って。サイズは2500×843。ボタンは3つで、左から「〇〇」「〇〇」「〇〇」。雰囲気は〇〇(例:白ベースで上品に)
いま作った画像で、新しいリッチメニューを作って、みんなに表示されるように設定して
画像の雰囲気の指定は「手書き風」「高級感」「季節っぽく」など、ふだんの言葉で大丈夫です。気に入らなければ「もっと〇〇にして」と何度でも直せます。
リッチメニューを切り替える
タグと組み合わせると、お客様ごとにメニューを出し分けできます。「講座生には講座メニュー、それ以外にはご案内メニュー」のような使い方です。
「〇〇」タグが付いている人には、リッチメニュー「〇〇」が表示されるように切り替えて
いま設定されているリッチメニューの一覧と、どれが誰に表示されているか教えて
困ったときは
詰まっても大丈夫。壊れるようなことはほとんどありません。次の順番で確認してみてください。
- 1. まずAIに聞く — エラーの文章や画面の状態を、そのままClaude Codeに貼り付けて「これどういう意味?」。だいたい解決します
- 2. 下のQ&Aを見る — つまずきやすいポイントをまとめてあります
- 3. それでもダメなら連絡 — 一番下の「質問テンプレ」を使って送ってください。スクリーンショット付きだと早く解決できます
よくあるつまずきQ&A
友だち追加したのに、あいさつメッセージが届かない
まず公式LINEの応答設定を確認します。「Webhook=オン」「あいさつメッセージ=オフ(LINE側)」になっているかがポイントです。ハーネス側のあいさつ(シナリオ)が有効になっているかも確認してください。
昔からの友だちが、友だち一覧に出てこない
故障ではなくLINEの仕様です。既存の友だちは、その方が次に何か行動したとき(メッセージやタップ)に自動で登録されます。「スタンプ送ってね」の配信で登録を促すのが定番です。
APIキーをなくしてしまった
大丈夫、再発行できます(キーの文字列が新しくなるだけです)。自分では操作せず、ご連絡ください。再発行後は、AI側の接続設定も新しいキーに貼り替えます。
AIに話しかけても「LINE Harnessが見つからない」と言われる
接続設定が読み込まれていない状態です。まずClaude Codeを再起動してみてください。それでも直らない場合は、ハーネスのプロジェクトフォルダで起動しているかを確認します(別のフォルダで開くと接続設定が見えません)。
配信を間違えて送りそうで怖い
レッスン2の「2段階ルール」(下書き確認→人数確認→送信)を守っていれば、事故はほぼ防げます。AIは「送って」と明確に言うまで送信しません。不安な配信は、まず自分ひとり宛のテスト送信をお願いすることもできます。
設定の途中でよく分からなくなった(導入当日)
手を止めて、そのままの画面を見せてください。無理に進めたり閉じたりしないのがコツです。途中まで進んだ状態からでも再開できます。
月200通の無料枠を超えそう
配信数は「友だち数×配信回数」で数えます。超えそうな場合は、タグで送り先を絞る(本当に届けたい人にだけ送る)か、LINE社の有料プランへの切り替えを検討します。どちらが得かはお気軽にご相談ください。
ツールが急に新しくなった/画面が変わった
ハーネスは開発がとても活発で、管理画面に「アップデートのお知らせ」が出ることがあります。ワンクリックで最新にできますが、不安なら押す前にご連絡いただいてOKです。
Claude Code以外のAI(CursorやCodex)でも使える?
使えます。ハーネスの接続のしくみ(MCP)は共通なので、ふだんお使いのAIツールが別のものなら、そちらにつなぐこともできます。設定は導入当日に、お使いのツールに合わせて一緒に行います。両方に入れる必要はなく、よく使う方1つでOKです。
ミニ用語辞典(分からない言葉が出てきたら)
質問テンプレ(コピーして送ってください)
【質問です】 やろうとしたこと: 実際に起きたこと: 表示されたメッセージ(あれば): 画面のスクリーンショット:(添付します)
スクリーンショットの撮り方 — Mac:shift+command+4で範囲を選択/Windows:Windowsキー+shift+S。
参考リンク集
もっと知りたくなったときの、公式の情報源です。